明けましておめでとうございます。

元旦・ 恒例の笹の峠登山に行きました。
昨年は大雪で断念したことを思い起こします。
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6時半に出発、山頂に着いたのは7時、
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今年は先日からの寒波で少しだけ雪が残っていました。

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あいにくの曇り空で初日の出は見られませんでした。
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が、登頂することが目的で、「初日の出は見れれば幸い」といった気持ちです。
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眼下に見える南郷区の又江の里が美しい風景です。
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自画自賛ながら、記念碑を読み返しながら・・・
しばし古をしのびました。
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昭和の初期に道路が開通するまで、この神門往還が
松尾地域からの唯一の出入り口だったのです。
人馬の足でくぼんだ道の深さがそれを物語っているようです。
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豊かな家の子供は喜々として町の学校へと・・・
貧しい家の子供は女工として口べらしで
出稼ぎに出て行ったこと・・・
町の病院で亡くなった身内を、部落の人たちの協力を
受けながら生身で担いで帰ったことなどなど・・・

長老から、笹の峠にまつわる話をよく聞かされたことを
懐古しながら、しばし昔をしのんだひと時でした。

 その歴史を見つめてきたであろうブナの巨木が
無言で語りかけているようです
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笹の峠にはまだまだサルスベリや樅栂の広大な
原生林が残っていて後世に残しておきたいです。
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樅栂の原生林
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良い元旦でした。