椎茸情報局

椎茸通信 Vol.13

椎茸通信Vol.13




増える獣害

今回は、獣害について〜ヽ( ゚д゚)ノ
全国的にだろうけど、本村も獣害ってのが非常に増えてきておりまして<
しいたけもその被害を受けております
やつらも美味いモン知っとるんですな。しかもシイタケ体にいいし!
お前ら、それ以上元気になるなよって感じ(# ゚Д゚) ムッキー
急激に増えだしたのが鹿!
しいたけはネットなんか張って対応してるんだけど大変ですわ〜。
一体、人口の何倍いるんだよっ!


そして、手に負えないのが猿
奴らにはネットなんか無意味だからね
これのおかげでやめた生産者も多い
なんか超音波で寄せ付けない機械ってのがあるらしいんで試したいんだけど、この機械のバッテリーが2日くらいしか保たないらしい
しいたけ採る場所って山の中で電源引けないし、そう頻繁にバッテリー替えるのも大変だよな〜って思って、ん〜って感じ

あと、獣じゃないんだけど、ハラアカコブカミキリって虫の被害もあります。
これはしいたけを食害するんじゃなくて、菌を植え付ける原木を食害するんですな
だいたい成虫が4月ぐらいから原木に産卵をはじめ、2〜3週間で孵化、その後、幼虫の食害が始まる。
産卵する木は直径10cm以下のクヌギが多く、シイタケ菌が腐朽している部分は避けて食害する傾向があるので、対策としては
?出来るだけ早く植菌し、菌を腐朽させる
?小径木は特に?に留意し、大径木と分けて防虫ネットなどを掛ける
?枝木や植菌しない小径木は、少し離れた所にまとめて置き、産卵させて、消却する。
などが考えられます。
ただ移動性のようで、被害地が3年程度で移動しているようです
間違っても退治するために薬剤なんか原木に掛けないように!


こいつ

 ↓





PHOTO

今回は栽培関連のネタで



栽培研修会での写真です。発生させるには刺激を与えなければならないんですが、これは椎茸の発生操作に動力噴霧器で刺激を与えてる所です。このほかに草刈り機のヒモカッターや小槌などもやってました。
とくに木が古くなると発生が鈍くなるので刺激操作は大事です。


これは同じ品種の発生状況の違いなんだけど、左列は水を一切与えないでおいた木、右列は雨に自然にあてていた木(ハウスの天井はビニールがない状態)で発生操作をかけた様子です。
水分を完全に抜いた方が刺激がきいてよく発生してます。
適度に水分をとっていた木は鈍い。
操作の仕方で発生が大きく違う例ですね。
ただし、品種など条件によっては出過ぎて大きくならなかったりしますんでご注意を!


今回はこれでおしま〜い


09/01/27


椎茸通信 Vol.12

椎茸通信Vol.12




ご無沙汰ですっ!

また、雪が降りそうだよ〜
なんだかんだで更新出来なくて年越しちゃいましたが、今年もヨロシクお願いしますヽ(゚∀゚)ノ
今年初めの話題は、何にしようかな〜と考えてたんですが、ふと昨年末に椎葉で椎茸栽培が始まったのはいつ?って聞かれた事を思い出したんで、その事について書いてみたいと思います。
椎茸は昔は他のきのこと同様に自然に生えていた物を採っていたんですが、江戸時代になり木の樹種選びや伐採時期、浸水・打木による発生操作など人工的に行い、発生させるようになりました。起源は諸説ありますが、大分の源兵衛という人がこれらを研究し確立させたというのが有力のようです。
では、椎葉ではいつ頃からなのかといいますと、記録で残っている最古では寛延二年(今から260年前)に椎茸を売っていたとの記録がありますが、これが自然に生えたものを採っていたのか、人工的に栽培されていた物なのかは不明です。
この後は明治12年に665貫、明治24年に800貫、明治40年には2,495貫の生産があった記録があります。
しかし、これらは人工的といっても伐採した木に菌が活着するのを待つというやり方なので、安定的な生産とはいきません。
広く普及したのは今のような種駒が開発され。菌の活着率が格段に良くなってからでしょう。
以上の事から、椎茸を換金作物として営まれたのは江戸時代からで、明治に入って増えてはいたが、大きく生産量が伸びたのは昭和の戦後以降の種駒が普及してからと思われます。
しかし、種駒による栽培が始まっても、大変苦労が多かったようです。
その当時の様子の資料があるのでアップしようかと思ったけど、PDFファイルは受け付けないみたいで、あきらめました。
アップ出来るようになったら載せたいと思います。





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しいたけ料理シリーズ
今回はこれです!

料理名:森のたまご
たこやきのたこの替わりに椎茸が入ってます
お子さんでも食べやすいっ!


とっても美味しかったですよ!


今回はこれでおしま〜い

09/01/23


椎茸通信 Vol.11

椎茸通信Vol.11




椎茸料理コンテスト!
紅葉もポチポチ目立つようになり、椎茸原木の伐採時期が近づいてきました〜
来週は椎葉の平家まつりだーワッショイヽ(゚∀゚)ノワッショイ
さて、椎葉の特産品コンテストが10月18日にありまして、その中で椎茸料理部門があり16品も出品がありました
どれも工夫されており、美味しい物ばかりでしたよヽ(^∀^)

審査の結果、最優秀賞に輝いたのはコレだー!

なんでも子供に食べやすいように工夫を重ねたらしく親の愛情がこもった料理でした(*´∀`)

2位の優秀賞はこちら!


こちらは麺にしいたけの粉末をねりこんだもので、新たな食感がgoo!
こちらも旦那様が一所懸命、麺をこねてくれたらしく夫婦の愛情がこもってました( ^∀^)
ほかの作品はボチボチご紹介させて頂きます.





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きのこシリーズ第三弾
今回はこれです!

キヌメリガサのようなんだけど、トガリベニヤマタケのような気も・・・
採った場所や状態とか聞いたけど忘れちまって、色々調べるほどわかんなくなって・・・
まあ、どちらも毒はないようです
誰かわかる人は教えて〜(;´Д`)
写真が悪いからわかんね〜か!

今回はこれでおしま〜い

08/10/29


椎茸通信 Vol.10

椎茸通信Vol.10




椎茸販売会!


10月15日は「きのこの日」らしいです。
そんで宮崎県庁前でイベントがあって、発生したばかりのしいたけを持って行ってきました!


「以前に竹に入れて売ったら好評だった」って言われて急遽、竹を切ってきて椎茸を詰めたり、ヒノキの枝を採ってきて敷いてパック詰めしたりと商品造りを前日にバタバタやって、次の日は朝4時出発ヽ(;´Д`)ノ
途中で朝日を拝みながら宮崎に到着!
売り始めたら、ボリュームのある原木椎茸はじゃんじゃっん売れました!
スーパーなんかじゃ売ってないですもんね。こんなの



昼前にはその手の商品は完売!
しいたけが生えてる原木も持って行ってたんだけど、最期の方でサービスで1枚ずつ買った人に採ってもらい、すごく喜んで頂きました。
買って頂いたみなさ〜ん、ありがと〜ヽ(*´∀`)ノ




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きのこシリーズ第二弾
前回紹介したツキヨダケの中毒事件がニュースになっててビックリ(◎皿◎)
みんな、気をつけてくれー
気を取り直して・・・・
今回はコレ!


これはスギヒラタケだと思います
食用として認識されていますが、中毒症例も近年になって発生してるようです
原因となる毒性についても未だ不明らしいです
発病されてる方は腎機能障害の方が多いらしいが、そうでない人もいるので食べない方が無難てことかな

今回はこれでおしま〜い

08/10/28


椎茸通信 Vol.9

椎茸通信Vol.9




3ヶ月ぶりのご無沙汰です!


なにせ、乾しいたけが主の椎葉では夏場は取り立てて書く事がないもんで・・・(言い訳)
まあ、書く事ないっつても、前回書いたように収量アップのための天地返し(原木を上下逆にする事)などやる事はあるんですけどね

さて、キンモクセイの香りが漂う季節となりましたが、これが中低温系(290など)の卸し木(発生のためにほた場に原木を移動させる事)のタイミングをつげる合図となります。
一般的な指導では最低気温が17℃以下が安定して続くときって感じで言われるんですけど、キンモクセイ参考にしても同じような時期になるので、中低温系を植菌してる人は参考にしてみては?
昨年はなかなか気温が下がらずに発生が2週間くらい遅れたんですけど、今年は平年並みのようですね
今月下旬から原木の伐採時期も迎えるんですけど、Vol.4で既に書いたんで、もう大して書く事無いッスね。
なので、話題を栽培から替えて・・・
何でもそうなんだけど、産地名の品質表示ってのはあやふやな部分があって、椎茸もそうでして。
例えば乾しいたけは加工食品に属するんですけど、商品としては加工された所、つまり乾燥された場所が産地名となります。
だから中国とか国外で発生した椎茸を国内に持ってきて乾燥させた物は国内産の乾しいたけになるんです。
そんで、これはおかしいって事でJAS法改正があって、商品のもと(原料)の「原料原産地名」ってのを表示しなければならないように義務化されたんですね〜。そりゃそうだろう
このほかに、国外で作られた植菌済みの原木や菌床培地を輸入して、国内で発生させた椎茸も「国産」で表示されて売られてます。
椎茸の成分ってのはその培地(原木)による訳で、それに農薬が含まれてたら椎茸にも影響あるでしょう?
こんなのは国外産とおなじですわ
でも、これも牛肉などと同じように収穫までに生産期間の一番長い場所が原産地になる、いわゆる「長いところルール」が10月1日から適用になりました。
ん〜、これでも正直納得いかないんですけどね〜。
これもちゃんと表示が適正にされているかチェック機能が働いて、みんなが守ってくれればいいんですけど、なかなかそうもいかないんでねー。
ザル法って言われないように頑張ってもらいたいです。
今回は文字ばっかりになっちゃいました。申し訳ない。




PHOTO
今回は椎茸じゃなく、椎葉で発生してるきのこの写真を紹介します
まず、一つ目


これは香茸ですね
去年、地元の人が採ってたんで写真撮らしてもらいました。<
炊き込みご飯とかが美味しいらしいです
次はこれ


これは多分ツキヨダゲですね
有名な毒きのこです
ひだなんかが暗闇で光り、柄を割ってみると暗紫色のしみがみられます。食べないように(<)

山には色んなきのこが生えてますので、むやみに食べないようにね( ̄ー ̄)


今回はこれでおしま〜い

08/10/07


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