椎葉山仙人

お彼岸です

耳川を下流から咲きのぼってきた山桜前線がようやく
椎葉の東の玄関口松尾まで咲き登ってきました
この付近で標高340メートル、
これからさらに奥地へ、そして山の麓から3合目・5合目へと日に日に咲き上ってゆきます。
この分だと24日の松尾小学校の卒業式には「桜花爛漫」でお祝いしてやれそうです。

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一方、今日は椎葉の最西端の熊本県と境を接する不土野地区を訪問しました。
九州山脈のふところ深く標高700メートルのこの付近ではまだ梅の花が満開でした。

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訪問先はK・Hさん宅、彼は繁殖和牛30頭を飼育する畜産農家の青年です。
昨年11月の平家祭りには大八郎役で大活躍でした。
それが縁かどうか分かりませんが、すばらしいお嫁さんを見つけて先月結婚しました。
めでたし・ 目出度し・・・

11/03/22


東北・関東大震災 お見舞い申し上げます。

2歳7ヵ月になる孫が初めて 「じいちゃんと寝る」 と言って布団の中にもぐりこんできました。
おんぶして寝かせることはあっても夜の就寝は初めてのこと。
孫はすやすやだがこっちは寝不足です。
お恥ずかしい話しながら、ペチャクチャしゃべるくせにまだオムツが取れていないのです。

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                  (昨年夏の写真です)

寝つかれないままに、しいたけ乾燥ムロに火を入れていたので戸外に出てみると、旧暦14日の月が明々と殺風景な田畑を照らしています。

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この月が、あの大震災の惨状も無情に 冷たく照らしているのかなー・・・ と見上げながら、大自然の猛威の中では人間の営みの、なんと微弱なものか・・・と
そして、南国育ちの山仙人には想像もつかないあの寒気の中で避難生活に耐えている多くの人たち・・・ 
孫を抱いてぬくぬくと布団の中にいるわが身の幸せが申し訳ないような気持ちです。
一日も早く復興の日が来ることを願わずにはいられません。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されて尚厳しい避難生活を強いられている皆さんに心からお見舞い申し上げます。



11/03/19


椎葉村文化協会実践発表会2011

どこで覚えたのか「ひえつき節を踊るから唄って・・・」とせがむ
2歳半になる孫に椎葉の郷土芸能を見せたいと発表会に連れて行きました。

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こんなこともやっているんだ・・
と、地域でそれぞれに趣味を楽しんだり、それなりの努力をされているんだなーと敬意でした。

椎葉の高峰「扇山」の麓の鹿野遊地区の若者達で結成している扇太鼓、最近めきめき力をつけて平家祭りなどでも活躍です。

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ちびっ子も一役・・・  大きな拍手をもらいました。

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フラダンス、若妻や もと若妻たちの腰のうごきに魅せられて・・・
若返ったり 癒されたり

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大正琴 あの人にこんな趣味が・・・?  
上手 下手よりも挑戦して真剣に取り組んでいる姿に敬意です。

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そのほかにも民謡や、椎葉の歴史を探求している椎葉史談会による柳田国男百年の旅についての発表会などなど・・・


最後は、わが松尾地区の平家大いちょう太鼓
結成から13年のキャリアをもち、各地で引っ張りだこの名演技です。
平家祭りでも活躍です。

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小学生低学年

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小学生高学年と子供たちの健全育成にも一役です。

幕間では横笛も   
いま あさドラの「てっぱん」のテーマ曲 「ひまわり」を吹奏して喝采です。

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迫力満点の大いちょう太鼓です。

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出演者全員が登壇してのフィナーレ

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孫に見せるつもりが自分がのめり込んでしまいました。
孫の目にはどんな風に映ったのか・・・








11/03/07


シイタケ採り

あの厳しい寒波にもめげずに雪水を吸いながら生育してきた冬こ(どんこ)シイタケ、最近の暖気で採りごろに大きくなりました。
「カセイするね・・・」と言いながらついてきた孫がいたずらです。
三寒四温を感じて、今度は春こシイタケが芽を出し始めています。

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山仙人の隠居仕事、猫のひたいほどのシイタケほた場ながら、孫の体験学習の場となって歓声が響いています。

沢のワサビも春をいち早く感じてのびはじめました。

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ピリ辛好みの山仙人には待ち遠しい山菜です。

11/02/24


小正月

大銀杏の里下松尾では、旧暦の1月14日は小正月といって
昔から柳の木にもちをさして飾りつける伝統行事があります。
今年も妻がその飾りつけをしました。
築120年の古民家には似合いの風情です。
孫たちが大喜びです。

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旧暦にこだわるわけは、地元の氏神様のお稲荷さん祭りの日になっているからです。
昔はこのお祭りには「臼太鼓踊り」を奉納して賑わったものでしたが、
最近では高齢化も追いうちをかけて年々寂しい祭りになっています。
が、山仙人は、「孫たちにひかれて善光寺」ならぬお稲荷さん参りでした。

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数年前まではこの日の夕方に子供たちが、「鳥追い」という行事で村中を大きなかけ声をかけながら回って、ひと時の賑わいを運んでくれていましたが、それも高齢 過疎の波に飲み込まれて消えてしまいました。

11/02/16


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プロフィール

  • 民俗学者柳田国男が椎葉を訪問したとき最初に足を踏み入れた大イチョウの里松尾が私の地区です ボケ防止にとパソコンをはじめてようやくブログまでたどり着きました。これから椎葉の四季を紹介していきますのでよろしく・・・

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