椎葉山仙人
■ 老木に からみて茂る 藤のはな

少雨が心配される昨今
今日は久しぶりの雨、
谷あいに咲いている藤の花が雨に濡れてひときわ紫色を濃くしてあざやかです。

藤はその花房の優しさの陰に したたかに強靭な蔓を伸ばしながら、大木をもひき曲げたり締め枯らしたりする横暴物で、人工林では厄介者として切り捨てられます。
が、天然林では山の賑わいとして、この時季にはしばし眼をたのしませてくれます。
11/04/27
■ 少雨被害か?
最近の少雨現象は、ダムの水位が下がったとか、田植えが出来ない、植えた水田が干上がっているとか、飲料水まで少なくなっているところも出るほど深刻な状況ですが・・・

今、耳川流域を走ってみると山の斜面のいたるところで照葉樹林が枯れている現象が見られます。
秋の紅葉とはちがって不気味な雰囲気です。
がけにへばりついてわずかな岩の割れ目に根を差し込んで水分を吸収しながら生育してきた木たちが、この少雨乾燥に耐えきれずに枯れているようです。
が、枯死しているのではありません。
水分を多く必要とする葉っぱを落として身軽になってやがて来るであろう雨を待っているようです。
雨がくれば又新芽を吹きかえす・・・
自然の摂理ってすごいですよね。
東日本大震災の爪あともやがて、人間の英知と努力で新芽を吹きかえすことを願いたいです。
11/04/15
■ 鯉のぼり 里の賑わい 呼びもどし
1歳と2ヶ月、2歳と8ヶ月、そして中学1年に入学した孫達のために今年も鯉のぼりを立てました。

近所からも子供たちが遊びに来たりして
いっぺんに雰囲気が変わり賑やかです。
11/04/12
■ コブシの花
山裾から咲きのぼっている山桜が山の6・7合目まで咲き上りました。
このあたりから桜の花は見えなくなり
標高700メートル付近から上で眼につくのが峠のほうでしか見れないコブシの花です。

雑木林の険しい斜面にポツリ・・ポツリと・・・
桜のように人に愛でられ親しまれる華々しさはなく、
ひっそりとした孤独感を感じさせる花です。

近くによってもこずえの高いところに咲いていてなかなか
シャッターチャンスをつくってくれません。

昭和の初期まで神門往還の笹峠越えを馬を引きながら駄賃付けをした先人達もこの花に癒されながら往来してだろうなー・・・ と、
先人達からの昔話を追憶するひと時でした。
もうしばらくするとこの付近では山シャクヤクの群生が観られます。
11/04/06
■ 待望の岩ャ戸バイパス開通
椎葉村民が長い年月待ち望んでいた岩ャ戸バイパスが
ようやく完成し3月29日に開通式が行われました。

説明によると平成4年から着手して19年かけて3キロメートルが完成したとのこと。
総事業費110億円

生まれた子供が成人式を迎えるくらい,
気の遠くなるような年月を要したことになります。

河野知事もご光臨をいただきご挨拶をいただきました。
東北・関東大震災を慮ってクス球割りのような
派手な祝賀ムードは自粛してテープカットだけの式典でした。

アトラクションは平家大イチョウ太鼓のひえつき節と出陣太鼓で
知事車を先頭に通り初めの行列が並びました。

バイパスの全長は川上から、そごう橋・222.5メートル
荒淵谷橋・45メートル 大イチョウトンネル・467メートル
岩ャ戸大橋・128メートル 椎の木谷橋・50メートル
野地トンネル・1019メートル 野地道口橋・29メートルと
ほとんどが橋とトンネルで繋がってます。

昭和の初期に建設された岩ャ戸発電所とアーチ橋は当時、
松尾地区にとっては文明の象徴のような存在でした。

松尾小学校、中学校を卒業した生徒達は必ずと言っていいほど、
この風景を写生した経験があります。

橋柱には昭和8年とあります。
耳川をまたぐ岩ャ戸大橋、その下を旧道が走っています

旧道は舗装やガードレールは設置されたものの昭和の初期に開設された、いわゆる百万円道路そのままの箇所が多く残っていて国道ならぬ酷道と揶揄される悪路です。

この悪路にハンドル操作を誤って転落事故などで亡くなった人を供養するお地蔵さんがあちこちに祀られています。


発電所の建設で繁盛した岩ャ戸商店街も今では2・3軒のお店になってしまいました。
さらにこのバイパスの完成で交通量が減少して寂しくなります
野地トンネル入り口


そごう橋に建てられた案内板 耳川を下れば日向方面に・・・

耳川をさかのぼれば上椎葉、
さらに五ヶ瀬町、人吉方面につながっています。

岩ャ戸大橋から見た大イチョウトンネル


11/03/30
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民俗学者柳田国男が椎葉を訪問したとき最初に足を踏み入れた大イチョウの里松尾が私の地区です ボケ防止にとパソコンをはじめてようやくブログまでたどり着きました。これから椎葉の四季を紹介していきますのでよろしく・・・
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