先人の知恵袋
■ 先人の知恵袋Vol.4 野菜編
今回は、家計にも体にも優しい『先人の知恵・残った野菜も美味しく食べきる干し野菜』をご紹介しましょう!
野菜は数時間干すだけで、甘みとうまみが凝縮され、更に、日持ちも良くなり、少量でも効率的に鉄分やカルシウムといったミネラルを摂ることができます。料理の時に残った野菜の切れ端を干し野菜にしてみてはいかがでしょう。
それでは作り方です!
1.野菜はよく洗い、水気をよく拭き取ります。
2.皮つきのまま、大きめに切った野菜をザルや新聞紙の上に重ならないように並べます。
(お日様の当たる場所なら室内でも大丈夫ですが、風通しの良い場所を選びましょう。)
3.出来上がった干し野菜は、密閉のできる容器や袋に入れ冷蔵庫で保存します。
※5日以内に使うのが理想です!カラカラに干した物は、冷凍用の袋に入れて空気を抜けば、冷凍保存もできます。
干し野菜に向いている野菜は、もやしとレタス以外ならなんでも大丈夫なようですが、いろいろ試してみると面白いかも知れませんね!
おすすめは、『サツマイモ』→出来上がったら素揚げにしてもおいしいです!
次に『レンコン』→素揚げや素焼きにして、ぱらっと塩をひと振りして食べます。
次に『パプリカ』→縦半分に切り、ヘタと種を取り除いたものを干します。オリーブオイルと酢に漬けると、即席マリネに変身です。
最後は『しょうが』→汚れを洗い落として、皮つきのまま薄くスライスして干します。料理に使うほか、紅茶などの飲み物に入れてもいいようです。
手軽にできる干し野菜は、節約になるだけではなく、栄養価も上がります。昔から伝わるおばあちゃん達の大切な生活の知恵です。
11/06/09
■ 先人の知恵袋Vol.3 卵の殻編
家の中で気になるところがあると気持ちがすっきりしませんね。お家の中をすっきりしてみませんか?
さて、今回は、ゴミとして捨ててしまう『卵の殻』についての先人の知恵をご紹介しましょう。
まず、卵の殻をクレンザーとして利用しましょう。
口が狭くて中に手の届かないビンの中を洗うのは、なかなか大変です。洗い終わっても、なんだかすっきりしませんね。そういう時には、ビンの中に卵の殻1〜2個分を細かく砕いて入れ、3分の1の量の水を入れてゆすります。すると、ビンの中がピカピカに!!!この方法だと、洗剤や漂白剤を使わずに洗いにくい口の狭いビンも清潔です。
次は、潤滑油として使ってみましょう。
家の中に滑りの悪い敷居はありませんか?開け閉めの度にガタガタとストレスになりますね。そんな時に、卵の殻をボロ布で包み、上から叩いて細かく砕きます。そのあと布に少し水をなじませてから敷居を拭いてみてください。滑りがよくなり、ストレスも解消です!
最後は漂白剤として使ってみましょう。
台所で使う布巾は、いつも真っ白にしておきたいものですが、漂白剤につけると強い臭いが苦手でいやだ!と思う方もいらっしゃるでしょう。そういう方には、卵の殻がお勧めです。鍋に水、砕いた卵の殻を3〜5個分、布巾2〜3枚を入れて、10分間ほど煮立てます。その後、すすいで干せば、布巾の黄ばみがとれています。
いかがですか?昔は、今のように便利な洗剤も漂白剤もありませんでした。今ではゴミにしかならないものでも、昔の人は一工夫して、上手に利用していたのですね。
11/06/08
■ 先人の知恵袋Vol.2 わらび編
今まさに、旬を迎えているのではないでしょうか?『わらび』!!!春から初夏にかけて、山野の日当たりの良いところに群生し、山菜として利用されます。まだ、葉の開かない若芽を採って食べますが、根茎からとれるでんぷんをわらび粉として利用し、わらび餅などを作った時期もあったようです。
そこで、今回の先人の知恵袋は、『わらび』についての知恵をご紹介しましょう。
わらびはアクが強く、発ガン物質が含まれているとも言われますので十分なアク抜きが必要です。
わらびの若芽を茹でたりして食べると『脱肛』に良いと伝えられています。また、乾燥させた葉と茎を細かく刻み、10〜15グラムに水400ccで半量になるまで弱火で煎じます。その煎じた液を濾して、温かいうちに1日3回に分けて食間に飲むと、脚気・むくみ・利尿・解熱に良いと伝わっています。
その煎じた液を温かいうちにリュウマチや神経痛の患部に直接塗るのも良いとされています。
11/06/06
■ 先人の知恵袋Vol.1 花粉症編
毎年苦しんでいる方も多いのではないでしょうか?『花粉症』!!!これにかかってしまうと、勉強や仕事は手につかなくなる、ムズムズ、クシュクシュ・・・花粉症のストレスというのは、人が思っている以上につらいものの様です。
そこで、『知恵袋』第一回目の今回は、『花粉症に効く先人の知恵』をご紹介します。それは、お茶の葉を使った手軽な方法です。
はじめに、お茶を普通に飲む程度の濃さで入れ、人肌程度に冷めるまで待ちます。次に、人肌程度に冷めたお茶をコットンにたっぷりと染み込ませ、瞼の上で軽く叩くように目をすすぎます。緑茶に含まれるカテキンという成分には、殺菌・消毒作用があり、それが花粉症や目やに、充血、疲れ目などに効果的なのだそうです。また、お茶を入浴剤の替わりに適度に浴槽に入れると、アレルギー性の皮膚のかゆみなどにも効くそうです。ちなみにお茶は高いお茶でも安いお茶でも効き目は同じです。
11/06/06