みなさん、こんにちは。
 プロジェクトH推進協議会です。


今回は、事務局に寄せられるよくある質問や意見について紹介します。

Q1
ハチミツの賞味期限はいつまでですか?

A1
純粋なハチミツについて言えば、賞味期限はありません。
ハチミツは水分20%以下、糖度70度以上の物で無ければなりません。
このような粘度と糖度が高い状態にある食品は、発酵したり、カビが繁殖するということはありません。

冷暗所に置いて、フタをきちんと密閉するなどして保存状態をちゃんとしていれば、何年経っていても食べる事が出来ます。

但し、新鮮な物と比べると風味や香りはどうしても劣化してしまうので、ハチミツ公正取引協議会では美味しく食べられる期間として3年を目安としているようです。

余談ですが、エジプトのピラミッドで見つかった3,000年前のハチミツは全く変質することなくそのままの状態で保存されていたそうです  Σ(・∀・|||)!!
純粋なハチミツについては、賞味期限はあってないようなものですね.


Q2
はちみつが白く固まっているんだけど食べても大丈夫ですか?

A2
ハチミツが白く固まる事を結晶化といいます。
これはぶどう糖が14℃以下と融点が高いために起こる現象で、ブドウ糖含有量の多いハチミツほど結晶化しやすくなります。
果糖や砂糖の成分であるショ糖が多い場合は結晶化しにくくなります。

もちろん食べても大丈夫です。

結晶化したままでも栄養分に変化はありませんが、とろかして使いたい場合や、パンに塗って食べる場合などは、ビンのまま40℃程度のぬるま湯で湯煎すると良いです。
その場合結晶を全て綺麗に溶かすと次に再結晶化するまでの間を遅くすることができます。

余談ですが、何年冷蔵庫に入れておいても結晶化しない市販のハチミツがありますが、これは製造過程で熱処理を加えてブドウ糖の結晶性を消失させているためです。

Q3
去年注文したのと味が違うんだけど?

A3
『椎葉の秘蜜』はニホンミツバチ天然100%の純粋ハチミツです。
【ミツバチの種類】でもお話しましたが、ニホンミツバチは習性上、多種多様な花から蜜を取ってきます。
蜜源花の種類によって味が変わるのは致し方の無いところでして、その味の微妙な違いも楽しんで頂ければと思います。

Q4
もう少し量を注文したいんだけど?

A4
申し訳ありません。ハチミツの採れる量は年度によって違うため一定量の確保が厳しい状況です。
さらに近年はブンコウ(巣箱)から採れる蜜量自体が減少しているようです。
希望する量を提供する事が出来ず申し訳ありません。

会員の皆様と、少しでも多くの皆様に提供できる量を増やそうと蜜源となる樹木花を植栽したり、採蜜効率の良い巣箱の導入を検討するなど、試行錯誤しているところですので、どうかご容赦くださいませ。

次回は、ミツバチから採れる副産物について紹介します。