椎葉の秘蜜

  みなさん、こんにちは。
 プロジェクトH推進協議会です。

今回は昨年の10月に出した『椎葉の秘蜜』成分分析の結果について報告します。

検査実施機関    (株)環境技術センター 東京都町田市
検査日         平成23年10月26日〜10月27日
検査要領       全国ハチミツ公正取引協議会による「ハチミツの検査実施要領」
 

測定項目

組成基準値

椎葉村産ハチミツ
『椎葉の秘蜜』

その他
(みかん)

その他
(リンゴ百花)

その他
(アカシア)

水分(温度20℃)

23%以下

18.2

19.9

19.4

 19.7

果糖及びブドウ糖
含有量(両者の合計)

60g/100g以上

69.4

72.0

67.8

 72.3

(果糖)

(37.2)

(41.3)

(38.8)

 (44.4)

(ブドウ糖)

(32.2)

(30.7)

(29.0)

 (27.9)

しょ糖

5g/100g以下

2.4

2.9

4.5

 2.5

(麦芽糖)

‐ 

(1.4)

(1.1)

(1.1)

 (1.4)

電気伝導度

0.8ms/cm以下

0.39

0.15

 0.19

 0.15

H.M.F

5.9mg/100g以下

0.1

1.64

 0.57

 0.39

遊離酸度

100gにつき
inアルカリ5ml以下

2.8

0.8

 0.8

 0.7

デンプン・デキストリン
試験

陰性反応

陰性

陰性

 陰性

 陰性

 分析結果について

◎ブドウ糖と果糖の割合が半々に近くショ糖が少ない
 これはブンコウ(巣箱)の中で、ミツバチが持つ酵素の働きにより、分解と熟成がしっかりなされている証拠です。
 成熟させるほどショ糖の含有量は減少します。

◎電気伝導度・遊離酸度の数値が高い
電気伝導度が高いということはミネラル分が多いという事ですが、風味的にはコクの部分になります。
これは機械による遠心分離ではなく昔ながらのたらしによって採蜜しているためです。蜜蝋の成分が溶け出している物と思われます。遊離酸度は風味的には酸味として感じる部分になります。

◎H.M.F値が低い
 H.M.F(ヒドロキシメチルフルフラール)値はハチミツの鮮度を見分けたり、加熱・非加熱を見分ける基準であり、この数値が高くなると熱を加えたという証拠になります。人工的・機械的な処理を全くせずに自然のままのハチミツを提供している証拠です。

◎デンプン・デキストリン試験が陰性
 水飴だけでなく人工的に生成されたブドウ糖などの化合物が混入されていると陽性になります。


数値を見ても分かるとおり、非常に優良で高品質なハチミツであることが証明されました。


九州中央山地に位置する椎葉村内の多種多様な植物から集めた蜜が、ブンコウの中でしっかりと分解・熟成され、たらしによって丁寧に集められた『椎葉の秘蜜』。
自然の恵みの純粋ハチミツとしてこれからも皆様に提供していければと考えています。

次回は、事務局に寄せられたよくある質問について紹介します。





  みなさん、こんにちは。
 プロジェクトH推進協議会です。

今日は、ハチミツの効能について紹介したいと思います。

ハチミツが身体に良いというのはみなさんも知っているとは思いますが、詳しい事までは知らないのではないでしょうか?
かくいう私も知りませんでした(^ ^ ;)



ハチミツの歴史について簡単に

ハチミツは古来より、甘味料としてまた、薬として人間の生活に無くてはならないものとなっていました。
スペイン北部のアルタミラ洞窟の壁面に描かれているはちみつの採取風景などから、紀元前1万8000〜紀元前1万5000年の時代にはすでに人々によく利用されていた食物の一つであったといわれています。
 日本でも「日本書紀」に養蜂の様子が記されています。その頃の日本では、お供え用か薬として用いられることが多かったようです。



ハチミツの効能について

種類により違いはありますが、ハチミツの主成分は水分20%、ブドウ糖35%、果糖40%となっています。
微量成分としては、無機質として鉄、ナトリウム、カリウムなど、酵素としてジアスターゼなど、他にアミノ酸、ビタミンB1、B2、パントテン酸などの有機酸も含まれています。(wikipediaより引用)

ハチミツの主成分である ブドウ糖と果糖は、構造が単純な単糖類で身体の中でこれ以上分解する必要のない糖分です。
体内に入ると短時間で腸壁から吸収されて血管に入り込み、胃腸に負担を掛けずに栄養分となります。
このような特徴から、身体が弱っていたり疲れが溜まっている時や、スポーツなどの運動後の肉体疲労などに対して、非常に効率良く栄養を吸収することができ、効果的な疲労回復が期待できます。

砂糖などの多糖類は、エネルギー源にはなりますが、消化吸収に時間がかかってしまうため、その間に脂肪として体内に蓄えられ太りやすくなるのです(;><)

カロリーについても砂糖は100gにつき384kcalですが、ハチミツは294kcalです。
甘味は砂糖の約2倍もあるのに対して、カロリーは砂糖より約3割弱低いのです。
気になる人は、料理の時やコーヒーを飲むときなどにお砂糖の代わりにハチミツを入れてみるといいかもしれません。


ハチミツにはその他にも効能があります。

 ・便秘やお腹の調子が悪いとき、ビフィズス菌などの善玉菌を増やして腸の状態を正常に保つ整腸作用があることが確認されています。
ヨーグルトに適量加えて食べると効果てきめんです。
 
 ・カリウムが含まれており、カリウムには余分な塩分を排出してくれる作用がありますので血圧を下げる効能があります。
  また、カリウムには利尿作用もありますので、むくみを解消する効能もあります。
 
 ・咳は、呼吸器系の炎症などで発生した細菌などが原因で起こるわけですが、ハチミツには強い殺菌力のある有機酸と過酸化水素が含まれています。
細菌が増えるのを抑制してくれるので咳止めとして効果的です。
アメリカの研究では、子供にとって、市販の咳止め薬より効果のあるものとして発表されています。
夜寝る前にホットミルクに溶かして飲むとリラックス効果も得られて一石二鳥です。

 ・ハチミツは直接肌に付けることで美容にとっても良い効能があります。
         1.せっけん(洗顔料)を泡立てます。
         2.泡立てた石けん(洗顔フォーム)にハチミツを適量加えます。
             (はちみつを入れると、泡がなめらかになります。) 
         3.洗顔(顔を洗います。)
    ハチミツ洗顔の後は、お肌はしっとりとしてモチモチとしてきて美肌になりますよ。



ただし、上記のように人の身体にとっても有益なハチミツですが、あくまでも糖分は糖分ですので、摂りすぎには注意しましょう
また、1歳未満のお子様にハチミツを与えると、ボツリヌス症を発症する危険性があります。
腸内の免疫力の弱い乳児には、ハチミツを与えないようにしてください。



次回は『椎葉の秘蜜』成分分析結果について紹介します。





  みなさん、こんにちは。
 プロジェクトH推進協議会です。

今日は、ミツバチの種類について紹介したいと思います。
日本においてミツバチといえば、大きく2つに分類されます。
セイヨウミツバチニホンミツバチ(正確にいうとトウヨウミツバチの亜種)です。

名前

身体的特徴

性格

蜜量

採蜜時期

セイヨウミツバチ 黄色っぽい色 攻撃的 多い 年に何度も採蜜出来る
ニホンミツバチ 黒っぽい色 おとなしい 少ない 1年に1度きり

セイヨウミツバチが養蜂に向いているのに対して、ニホンミツバチはもともと野生であるため、巣が気にいらなかったり環境が悪ければすぐに新しい場所を求めて逃げ去ってしまいます。
椎葉村ではニホンミツバチのハチミツがほとんどですが、採れる量は少なく、飼育も難しいため、特に最近では非常に希少な物になっています。
また、最近では謎の集団失踪や子出し病といった事例も報告されており、会員の皆さんも頭を痛めているところです。

しかし、

そんな問題の多く見えるニホンミツバチですが、

一番の違いは蜜の味⊂(゚∀゚*)ウマー

セイヨウミツバチのハチミツは8の字ダンスで連絡を取り合って集団で一つの蜜源から集めて来ます。
一般のスーパーなどで売られているレ
ゲハチミツやアカアハチミツはセイヨウミツバチのものです。

一方、ニホンミツバチのハチミツは別名『百花蜜』と呼ばれるように、色んな花や樹木から蜜を集めてきます。
甘い花の蜜や苦い樹木の花の蜜など様々な蜜が混ざるため巣の中できちんと分解と熟成がなされます。

そのため独特の深い味わいや香味が感じられます。

地域、気候、植生によって色んな味になるんですね。

(『椎葉の秘蜜』の成分分析の結果も近いうちに公表出来たらと思っています。)

「椎葉の秘蜜」はニホンミツバチがそうやって椎葉の深い山々を一生懸命駆け巡って集めた蜜になっていますのでとても美味しいハチミツになっているのです。

『椎葉の秘蜜』のリピーターが多いのもうなずけます(^ω^)


次回はハチミツの効能について紹介します。





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