椎葉山仙人

松尾中学校第57回卒業式に立ち会う機会を得ました。
57回といえば昭和30年ごろに独立したことになります。
昭和20年に終戦、その後新憲法により6・3制義務教育になり、
山仙人が中学生のころは(昭和23−26年)椎葉中学校松尾分校でした。

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あれから半世紀あまり経過した今、団塊の世代が在校の時代には
200人から居た生徒も今では10分の1にも満たない18人です。
今年の卒業生は7人でした

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1人ひとり登壇して校長先生から卒業証書を受け取り

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ステージから在校生や保護者に向かって将来の夢・希望・
それを実現するために高校に行ったらああしたい・こうしたいと
自分の意見をはっきりという・・・
われわれが卒業する時に
あんな希望や夢を持っていただろうかと・・・

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卒業に当ってそれぞれに選んだ言葉もりっぱです

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いよいよ卒業式の歌
これが思いがけないというか・・・
「ふるさと」です。
一番ふさわしい歌なのに今までの卒業式で聞いたことはありませんでした。
そして「心の中にきらめいて」 「旅立ちの日に」
みんなで選んだ曲だそうです。
卒業生 在校生 参加者のみんなも涙 涙、
小規模校ならではの感激の卒業式でした。
が、ついに「蛍の光 仰げば尊し」は聞けませんでした。
昭和初期生まれの山仙人にはなんとなく物足りない気がしました。


校歌も団塊の世代が在校時代につくったのか、「集う2百の若人が・・・」
という1節があったのがいつのころからか「ともに伸びゆく若人が・・・」と改訂されました。
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24年度の在校生は1年生が2人、2年生が8人、3年生が3人で13人になります。

そして松尾中学校も第58回、来年3月の卒業式を最後に椎葉中学校に合併することになるそうです。

時代の流れ・・・・
とはいえ、地域から中学校が消えていくということは寂しいかぎりです。
が、「子供たちの教育」を最優先に考えるなら、むしろ遅すぎた感もします。

複雑な思いが去来する卒業式でした。


 3月なかばというのに今朝も外気温はマイナス1度
田んぼには霜柱がザクザク、溝のオタマジャクシは氷の下でじっとしている始末です。

22日に卒園式を迎える孫の送り迎えが毎日の日課です。

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今 松尾児童館の周りは梅の花が満開です。

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夢織会グループがきれいに剪定した梅園は今花祭り中です。

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遅くなりましたが先ごろ開催した松尾児童館の発表会を紹介します。

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松尾児童館はみんなで18人です。
その内今年の春小学校に入学するのが6人とのこと。
みんなの元気な歌声やダンスで賑やかなひと時でした。

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家ではあのワンパク坊主がこんなに整然とみんなと仲良くダンスや踊り、演劇が出来るようになったとは・・・

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年長さんたちの華麗な舞は大人顔負けの名演技でした。
先生達のご指導も大変だったろうなーと頭が下がります。
もうすぐ卒園  おめでとう

卒園式の模様はまたの機会に・・・

プロフィール

  • 民俗学者柳田国男が椎葉を訪問したとき最初に足を踏み入れた大イチョウの里松尾が私の地区です ボケ防止にとパソコンをはじめてようやくブログまでたどり着きました。これから椎葉の四季を紹介していきますのでよろしく・・・

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