山仙人の住むところは今も旧正月の小正月、1月14日を地元の氏神様「お稲荷さん祭り」として継承しています。
昔はこの日に臼太鼓踊りを奉納して盛大なお祭りをしたものでしたが、
今では集落の人たちが集まって宴会をする程度です。

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それでも柳もちだけは毎年欠かさずに大黒柱に祝い付けます。

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そして・・数年前から立ち消えになっていた「もぐらうち行事」が
今年は地元に子供が増えたこともあって、親達の肝いりで復活しました。
じいちゃんが昔作った「ホテ」という小道具を作ってやると・・・
早速リハーサルです。

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あいにくの氷雨になりましたが、4時ごろには近隣から大勢の子供たちが集まって・・・
子供たちにとっては初めての「もぐらうち」で、はじめはぎこちない格好でしたが
親達のアドバイスでどうにか昔のような調子が出ました。
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たーほーほー  たーほーほー
シンガラマンガラ たーほーほー
うえのやまからくる鳥もー 
 下の山からくる鳥もー
オットリ メットリ つばくらめー
山仙人もこどものころは、そんなせりふで歌って回ったような気がします。

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昔は集落20戸ほどを全家庭回ったものでしたが
今年は数年ぶりの復活ということもあって、子供がいる家庭と近隣の数軒を回るにとどめました。
が 来年はさらに拡大することを願っています。

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ともあれ こども達の喜々とした歓声もさることながら、大人たちの郷愁を呼び戻したひと時でもありました。

もぐらうち
 里に歓声
  こだまして   駄作