11月13日(金)森林管理署より資材の提供と指導を受け、鹿の食害で危機に瀕しているアララギに防護ネットを巻く作業を行いました。

熊本県の泉・五家荘登山道整備プロジェクトの皆さん4名、宮崎、熊本両県の森林管理署の皆さん6名、椎葉村役場の林務担当の方1名、大国見会4名の総勢15名の参加でした。応援の皆さんありがとうございました。

当日は、あいにくの雨でしたが、予定の50本を上回る72本に設置することができました。中には、樹齢五百年以上のものが多くありました。なんとか樹勢を回復して欲しいものです。 

アララギに限らず九州脊梁の森は、非常に危機的な状態です。ブナなどの幼木は食害で育たず、除草剤をまいたように草や低木が無くなり、乾燥した表土は、少しの雨でも洗い流されます。豪雨の時は、土砂災害が心配され山の麓に住む私たちや下流域の人の生活を脅かします。

鹿の食害や温暖化など様々な要因によるものと思いますが、森林や環境について多くの人に考えてもらえたらと思っています。


県境の峰越峠に集合
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荷揚げ
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ビーニール製の柔らかい網を巻いていきます。
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樹齢数百年の巨木も無残に皮がはがされ痛々しい状況です。このような巨木がたくさんあります。
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作業終了。参加者全員でパチリ。
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※写真は、すべて泉・五家荘登山道整備プロジェクトから提供いただいたものです。
参考→http://www.gokanosyo.net/guide/event/html/seibi_list.html