先人の知恵袋

 先日10月12日に毎年恒例となっております『椎葉平家まつり特産品コンテスト』が開催されました。
 
 今年も加工品部門に加え、椎葉村の特産品として『しいたけ』のより一層の振興と消費拡大を目指し、『しいたけ料理』部門の他、『椎葉ならでは料理』部門の計3部門に、むらおこしグループ会員や一般の方から54作品が出品されました。
 
 試行錯誤の末完成した美味しいお料理の数々。今週からしばらく『先人の知恵袋』のコーナーをお休みして、『今週のおすすめレシピ』のコーナーで村民の皆様にご紹介して参ります。
 
 平成23年度、第1回目の『今週のおすすめレシピ』は、しいたけ料理部門最優秀賞受賞 栗の尾地区にお住まいの中竹栄さんのお料理『椎茸入りごへいつくね』です。
 
 まずは、材料です
 
材料 分量
干し椎茸 適宜
ゴボウ 適宜
砂糖 適宜
醤油 適宜
だし汁 適宜
とり挽肉 適宜
小ネギ 適宜
大根おろし 適宜
塩こしょう 適宜
片栗粉 適宜
サラダ油 適宜

 続いて、作り方です
手順 作り方
? 干し椎茸を水で戻し、細かく切る
? 細かく切ったゴボウと一緒に、砂糖・醤油・だし汁で煮る
? とり挽肉に塩こしょうを入れ、粘りが出るまで混ぜる
? ?に?の椎茸とゴボウ、さらに、ネギ・片栗粉を入れ混ぜ合わせる
? 平たい棒状に形を整える
? フライパンにサラダ油をひき、?を2〜3分両面を返しながら焼く
? 焼きあがったら大根おろしを添えて出来上がり!
 

 栄さんの美味しさポイントは、挽肉に混ぜる前に、干し椎茸とゴボウにしっかり味をつけておくことで、更に美味しさが増す!ということでした。
 
 本村の特産品、干し椎茸を使ったお料理。明日の夕食の一品にいかがでしょうか?

 本村に美味しい食材が溢れる季節となりました。秋の美味しい食材と言えば、きのこ!!原木栽培の椎茸に、菌床栽培のマイタケなど…きのこいっぱいの秋ですね。
 
 そこで今回は、椎茸に関する先人の知恵をご紹介しましょう。
 
 椎茸が、本格的に食用にされたのは室町時代、栽培が始まったのは江戸時代なのだそうです。低カロリーの健康食品で、ミネラル・食物繊維・ビタミンB群を豊富に含み、血中のコレステロールを低下させる成分が含まれています。また、椎茸は太陽に干すと栄養価が高くなります。そして、うまみ成分であるグアニル酸が、生より干し椎茸の方が多くなるというのは、有名なお話ですね。
 
 本村では、原木椎茸の栽培が盛んで、また干し椎茸は特産品にもなっています。
煮物など様々な料理のダシを取るのに使われる干し椎茸ですが、水で戻すのに意外と時間がかかります。朝出掛ける前に、水に漬けていくのを忘れて、夕飯前に困ったことありませんか?そんな時には、まず水を入れた容器に干ししいたけを浸し、ラップをかけます。それを電子レンジで約2分加熱します。電子レンジで加熱することによって水の分子が活発に動くため、椎茸への吸収が効率よく行われて、簡単に短時間で椎茸を戻すことができます。この時砂糖を水に入れると、さらに早く戻すことが出来るんだとか。もちろんレンジで戻したときに使用した戻し汁も料理に使うことが出来ます。時間が無い時に、是非試してみてください。
 
 また、生椎茸でも干し椎茸でも茎の部分は、調理する時切って捨ててしまいます。これを繊維に沿って千切りにし、人参などの他の野菜ときんぴらにすると美味しいですよ。椎茸は、他のキノコ類にはない抗がん成分を含み、ガン予防の食材としても効果が期待されていて、200℃の高熱で調理しても有効成分が変質しないことが、椎茸のすぐれている所です。
 
 先人たちは、体によい食べ物を一番効率のよい方法で取り入れる方法を、生活の中で見つけていたのですね。
 
 最後に、歯ごたえと独特の香りと旨味があるマイタケ。『見つけると舞うほど嬉しい』というのが、名前の由来なのだそうです。
 

 村民の皆様、明日はいよいよ第42回椎葉村民体育大会が開催されますね。
 
 本村における最大規模のスポーツ行事、村民がスポーツを通じてコミュニケーションを深め、更に健康増進を図り、希望に満ち溢れた創造性豊かな「人づくり、村づくり」を目指すことを目的として開催されます。

 ところで皆さんは、村民体育大会がいつ始まったか、覚えていらっしゃいますか?または、ご存知でしょうか?現在残っている村報を調べてみたところ、残念ながら第1回目が掲載されている広報紙が残っておらず、村史でしか知ることができませんでした。
第1回村民体育大会は、昭和39年、椎葉小学校の運動場で開催されました。現存している村報で、村体の様子を知ることができたのは、昭和45年開催の様子。

 昭和45年7月号の村報には、それまで村文化祭行事の一環として11月に開催してきた村民体育大会を、文化祭と切り離し、8月に開催することが正式に決まったと書いてあります。11月の文化祭には、公民館対抗バレーボール大会が組まれており、陸上選手とバレー選手を兼ねなければならない、また、郡民体育大会が9月に開催されるため、その選考会も兼ねたいなどの意見から、8月開催に踏み切ったようです。  
当時の村民体育大会は、午前中に各競技の予選、午後から決勝が行われるというプログラムでした。また、団の構成も尾八重地区と不土野地区、仲塔地区と鹿野遊地区は連合でしたが、その他の公民館は単独出場をしていました。

 昭和45年の村民体育大会は無事開催されたようですが、翌年の46年は、台風の影響で中止となったようです。その後昭和48年には、文化祭の2日目に組み込まれていた公民館対抗バレーボール大会が外れ、再び村体が文化祭行事の一環として、11月に開催されたようです。

 昭和56年、待望の総合運動公園が完成し、第17回村民体育大会は、会場を運動公園に移します。その大会は、椎葉中学校吹奏楽部の行進曲演奏で入場、開会に始まり閉会に至るまで、会場は沸きあがる歓声に埋まり、年齢性別を問わず、すべてが楽しい一日を過ごしました。
 
 プログラムは、現在も行われている種目の他に、走り高跳び・三段跳び・三種競技・400m走・1500m走・5000m走・1万m走そして、スエーデンリレーがありました。
 
 農林業など主に体を動かす仕事が多い本村には、これといったレクリエーション施設もなく、スポーツをすること自体が楽しみであり、気晴らしや気分転換をしたり、仲間とのふれあいを深める大切な行事の一つだったようです。

 この様に昭和39年から開催されてきた村民体育大会も、今年で42回目です。昔とはプログラム内容も変わり、年齢を問わず楽しめるように団技の数も多くなっています。
 
 女性10名が巨大な縄を跳び、連続して跳べた最高回数を競う『大縄跳び』、男女ペアで直径10センチの丸太を交互に切り、いかに早く切り終えるかを競う、公民館対抗団技『がんばれ!椎葉木挽き』など合計6つの団技の他、年代別徒走、婦人会による『タオル体操』フィールドでは、『砲丸投げ』や『走り幅跳び』で競い合います。
 
 そして、プログラム後半、年代別リレー、一般男子・女子による800m、400mリレー。これらのリレーが始まると、大会会場は割れんばかりの声援と拍手で、選手と応援者が一つになります。

 さぁ明日は、村民みんなで大いに運動会を楽しみましょう。そして、「昔はこうやったがねぇ〜あ〜やったがねぇ〜」と思い出話に花を咲かせながら、競技に参加し、選手団の応援をしましょう。沢山の皆様のご来場・ご参加をお待ちしております。

 今週に入ってから、急に寒くなりました。衣替えもそこそこに、慌ててタンスの奥から長袖を引っ張り出しながら着ている…というのは、私だけでしょうか?!
 
 長い間、衣服を収納していると、防虫剤の臭いがこびりついてしまうことがあります。時間がある時には、風通しの良い場所で1日程陰干しするだけで、ほとんど取れてしまいます。

 ところが、今回の様に急に寒くなったり、また急な不幸があった場合、喪服など取りだしてすぐに着用しなければならないこともあるでしょう。今回は、こういう時に、この防虫剤のにおいを和らげるおばあちゃんの生活の知恵をご紹介しましょう。
 
 簡単な方法は、衣類をハンガーにかけ、扇風機の風を一気に当てる方法です。
これだけでも、随分臭いがとれるはずです。また、ドライヤーの冷風を衣類の外側と内側にまんべんなく当てる方法も有効です。
 
 また、蒸しタオルを衣類に乗せて、その上からアイロンをかけてもいいですし、扇風機の風を当ててからスチームアイロンの蒸気をあてると、更に効果的です。
 
 時間が無い時には、是非試してみてください。ただし、アイロンを使う時には、火傷に注意してくださいね。

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