椎葉山仙人

千古の昔からどこの家庭にもあったであろうカマド・・・

ある程度の年配の方なら、その前にしゃがみこんで焚火をしていた母の姿を・・・
遠い郷愁として思いおこすのではないでしょうか

null

が  最近では 電化・ガス化など多様な文化の普及で
ほとんど見かけなくなったかまどですが・・・

null

我が家では火の神様に見守られながら・・・

今でも・・・ 
春秋の彼岸には団子を蒸したり・・・  正月にはもち米を蒸したり・・・

 

null

タケノコを湯がいたり

null

ワラビや山菜のあく抜きに使ったり・・・

家内がこんにゃく作りをしたり・・・

null

ニワトリをつぶしたときは白湯を沸かして羽毛をむしったり・・・

null

イノシシの骨をグツグツと長い時間をかけて焚いたり・・・

null

などなど重要な存在です

ところが・・・

長年使っていたかまどが老朽化して買い替えなくてはならなくなりました


前のかまどより一回り大きなカマドにして・・・

ハガマも一回り大きな 昔言う5升だきに買い換えました

そこで蓋作りが山仙人の出番となりました

いろいろ思案の末に  ハガマの直径が36センチ・・・

これの蓋となると40センチ以上の板が必要です

昨年伐採した樹齢50年の杉の木の元バチに目をつけて・・・

null


null

そこは使い慣れたチェンソーで夫婦割りにして 中抜きで板を取り・・・

null

円く切りぬきながら・・・

null

コツコツとチェンソーと手ノコ、カンナで仕上げていきます

null

粗削りながら出来栄えは上々( ^ω^)・・・

null

ちなみに「爺作 令和元年5月1日作」 と書いておきました

こうしてオンリーワンのハガマの蓋ができました

昔 昔の古老から「足型は消えても手型はのこるもの・・・」と聞いたことがありますが

我が家の築140年の古民家のようにこのオンリーワンのハガマの蓋も・・・

令和が次の元号に代わるまで使われるかも・・・

null

が・・・ 人類のあくなき文化生活の追及は

都会では台所をキッチンと言い・・・

まな板も包丁も不要になった と 食文化を変えていきよるとか・・・

その内にこのカマドも・・・   山仙人も・・・

化石のような不要な存在になって消えていく時代が来るのでしょうかねーー???

とは大袈裟かなー( ^ω^)・・・










ずいぶん前から例年開催されている門川町草川小学校との交流学習が
5月15日から2泊3日で開催されました

学校行事のことで老骨の山仙人には詳細な内容は把握できませんが、感じたところだけアップしてみました

過不足や不備・誤解等があったら「コメント」でご指摘をお願いいたします

今年は草川小学校から5年生約30人が椎葉村内の各小学校に分散して交流学習が開催された模様です。

そのうち松尾小学校では男子生徒6人・女子生徒4人を受け入れました

そのうち我が家では5年生の佑典が居るので男子生徒6人を受け入れることになりました


女子生徒4人は女子生徒の家にそれぞれ分宿です。

null

交流会の1晩はふれあいセンターで全体会の歓迎会があった模様でした。

そして2晩めは我が家で・・・

歓迎は我が家お決まりのバーベキューパーティーで( ^ω^)・・・

近隣の子供たちも交えての歓迎会です

null


null

ソーメン流しが大好評でした

null



近くの父兄や・・・  先生たちも参加して・・・

null


null
時間の経つのも忘れて・・・ 終わりは花火で・・・

大広間での就寝  
なかなか寝付かれなかったようで遅くまで騒いでいたが・・・

null

1夜明ければ・・・ 寝相がよかったとは見えませんねーーー

朝食会もにぎやかに

null

登校前のひと時は・・・

池でしばらく鯉を追っかけて・・・

null


null

早朝散歩で犬たちとも仲良くなって・・・

null


null

大海での釣りとは勝手が違うねーーー

null


null


登校風景

そしていつものように7時5分には登校に出発です

null

我が家からの登校は上り坂の道路が300メートル・・・アジサイロードを登ります

null


null

そしてみんなと合流したら・・・ だらだら下り道路を800メートルの通学路です

null

大勢での通学は活気があります

海岸地帯育ちの子供たちは山地民族の子供たちの日常生活をどう感じたのかなーー

が  同じ5年生同志  3日間ではあるけれど意思疎通は早いようでした

迎えられた方も迎えた方もいい思い出になったことでしょう













集中豪雨が過ぎてほっとした21日・・・

田植えをしました


null

今年までは何とか田植え機に乗ることができました

null

孫が勝手にスマホを持ち出してシャッターを押してくれました

null

植え終わってホッとしているところです

null


null

仙人の棚田はいま田植えの真っ最中です

null

田植えが終わったら5月25日はマチュピチュコンサートです

null

大イチョウ公園がリニューアルオープンして祝賀会です

のぞいてみませんか



05/13: 扇山開き



5月12日に扇山開きに参加してみました

新緑がまぶしい絶好の登山日和に恵まれて・・・
null

熊本や南阿蘇の朋友たちと・・・

null

諸塚村南川の神楽で知り合った鹿児島のメル友にも声掛けしたら・・・

朝の4時から準備をして・・・ 人吉から不土野峠から川の口に下りてと・・・

道に迷いながらもはるばると参加してくれました

何とか開会式には間に合いました

null

まず初めに山の安全を祈願して・・・

null


null

今年も扇太鼓による山開き太鼓が山々にこだましました

null

村長さんや緑の少年隊によるテープカットで登山開始です

null

道中ではつつじやシャクナゲの花々に目をうばわれながら・・・

null


null

約1時間ほど登ったところに山小屋があり清水が湧いていて・・・

高峰の冷たい清水にのどを潤して・・・

null


山小屋で標高1560メートルとか

それから約30分登ってようやく頂上に着きました

null

360度のパノラマは見飽きることはありません

毎年恒例の緑の少年団の合唱・尾向小学校校歌が山々にこだまして・・・

null

今年こそは最年長記録を・・・ と 意気込んで登ったけれど

85歳の先輩が登っていました

来年こそは・・・














家の周りに防風林として植えた垣根のことを昔から「囲み」「かくみ」と言っております

null

我が家のかくみはなぜか昔から椿の木で老木ばかりです

椿の花が1輪・・・ 時季を間違えたように咲いています

そのほかにはいつの間にか白樫(しらかし)の木が自生してコントラストをなしています

null

これらの植え込みが5月ともなれば一気に芽吹き伸び放題です。

道路には競り出して狭くしているし・・・

null


家の方には覆いかぶさってくるし・・・ と始末が悪いです

null


こうなれば「趣味満載でグランドゴルフやゲートボール・渓流釣りなどなど
「趣味優先」とばかり言って遊んでいるわけにもいきません

null

そこで今日は剪定作業に挑戦しました

刈り払い機の作業はお手の物・・・ 地に足のついた作業はらくらくだが・・・

null

冬の季節風が強く当たる我が家では防風林の囲みの高さが3メートルと・・・

null

そこは老骨の知恵・・・ 細工は流流仕上げを御覧じろ

運搬車に脚立をしっかりと結わい付けて・・・

もちろん命綱もしっかりと固定して安全確保です

null

「脚立がこけて大けがをしたげな・落ちて怪我して寝たきりになったげな」という話はよく聞くところです 用心深く・・・用心深く・・・

高所恐怖症ではないけれど・・・ 天上の剪定には足がすくみます

null

脚立に登って切っては・・・ 降りて運搬車を移動させては・・・また登り・・・


悪戦苦闘しながら3時間余りで ようやく完成です
null


null

完成してすっきりした

後期高齢者の作業にしては仕上がりは上々と 満足感をかみしめています





令和   元号が改まりました

昭和の時代を52年・・平成の時代を30年・・・

82歳にして「令和」を迎えました

5月1日はあいにくの雨

2日の朝、4時過ぎに目覚めて枕もとのカーテンを引いてみると満天の星空・・・

早速起き出してスマホで日の出の時間をしらべて見ると・・・

5時28分・・・ エーーーツ 間に合わん・・・

と大急ぎで準備をして笹の峠に初日の出を見に登りました。

20190502-img_0470.jpg

途中で白みかけた夜明け・・・  見事な雲海を眺めるいとまもなく峠へと急いで・・・

20190502-img_0474.jpg

ぎりぎりに登頂  朝もやの彼方からの日の出を見ることができました

20190503-img_0476.jpg



20190503-img_0477.jpg

幾度となく見てきた元旦の日の出とはまた趣の違った眺めです


20190503-img_0482.jpg

20190503-img_0483.jpg

五月の峠からの眺めは新緑がしたたる・・・といった眺めです


20190503-img_0487.jpg

高山植物も新芽を吹いて花畑のような・・・

20190503-img_0488.jpg





眼下には・・・ 美郷町南郷区神門は雲海に包まれています

20190503-img_0486.jpg


20190503-img_0500.jpg

20190503-img_0497.jpg

悠久の威厳を備えたブナの巨木はいつ見ても魂を奪われるような荘厳な存在です

20190503-img_0492.jpg

苔むした木肌からはひんやりとして霊気を感じます

20190503-img_0489.jpg

新緑のトンネルを抜けながら・・・


20190503-img_0491.jpg
いにしえを
 黙して語る峠道
  ブナの巨木の
    若葉さやけり     駄作です

20190503-img_0496.jpg


20190503-img_0498.jpg

70歳を記念して建立した記念碑…もう12年も経ったのか・・・
 と一昔前を想起する「令和」初めての登山になりました

そして  次なる挑戦は・・ 5月12日の 扇山登山の山開きです

一緒に登ってみませんか・?





プロフィール

  • 民俗学者柳田国男が椎葉を訪問したとき最初に足を踏み入れた大イチョウの里松尾が私の地区です ボケ防止にとパソコンをはじめてようやくブログまでたどり着きました。これから椎葉の四季を紹介していきますのでよろしく・・・

カテゴリ

最新のブログ

過去のブログ

QRコード

リンク

コンテンツリスト

ページのトップへ戻る