椎茸通信Vol.6



乾椎茸品評会開催される!!
前号最期に書いた品評会についてお伝えしてみたいと思います。
乾椎茸にはその品質を競う品評会が全国、県で行われており、椎葉村でも行い、技術の研鑽を図ってます。

品評会は入札用出荷箱での箱物の部と、700g分の量を袋に詰めた袋物の部の2部門があり、箱物は香信、冬、香。袋物は香信、香、冬、天白冬、茶花冬の品柄にわかれてます。
それぞれに大きさや品柄特有の形状などの特徴を踏まえた審査基準ってのがあり、それに沿って審査されます。
今年は厳しい寒さの上に発生も遅れて生産者も大変だったんですけど、袋物133点、箱物50点という多くの出品がありました。スゴイ!
その中から優等だけご紹介します。

○袋物の部
 香信   那須ナミ子さん
 冬   中瀬 裕さん
 天白冬 那須義春さん
 香   那須ナミ子さん

○箱物の部
 香信   那須ナミ子さん
 冬   那須セツ子さん
 香   山中 誠さん

あれっ、袋物には茶花冬ってものあったんじゃ???って思ったんじゃですか?
村の品評会では出品物が例年の優等のレベルにない場合は優等をとらないそーです。厳しいですね。


ついでに県の品評会の結果を(これも優等のみ)ご紹介します。
○袋物の部
 香信   那須ナミ子さん
 香   山中 誠さん、山中憲太郎さん
 冬   中瀬 裕さん
 茶花冬 甲斐 満さん
残念ながら、袋物の天白冬と箱物については優等がありませんでしたが、優等12人中5人、袋物では5部門中4部門を優等を獲得するという素晴らしい成績でした。
市町村毎の団体戦もあるんですが、椎葉村は五ヶ瀬町についで2位でした。
上位3位の内訳は
 優勝 五ヶ瀬町 得点 235点(袋物61点、箱物174点)
 2位 椎葉村     206点(袋物155点、箱物51点)
 3位 諸塚村     138点(袋物66点、箱物72点)
椎葉では1品種を10万個以上植菌する人が殆ど居ないため、箱(香、冬で15kg〜20kgくらいの重量)での品ぞろいってなると、他町村の1品種を大量に打ってる所には技術力だけではかなわないってトコです。
しかし、少量で勝負の袋物では上記のようにダントツの成績で高い技術力をもった生産者が多くいるって証明です!。
まあ、箱物で好成績をおさめるには植菌量を増やすってのが一番なんですけど、急峻な地形や生産者の高齢化ってのを考えるとなかなか難しいですね〜。
それぞれの品柄がどういった物かわかるように、今年の村品評会での優等(袋物のみ)の写真を載っけます。
優等のなかった茶花冬は平成10年に全国の大会で優等(農林水産大臣賞)を受賞した中園美智子さんのものを載っけさせてもらいました。

香信



香


冬





天白冬



茶花冬




今回はこれでおしま〜い